いきなり最終夜のミュージカルから書き始めるのもなんですが。
今朝のNHK「あさイチ」のゲストが米倉涼子さんで
タイムリーだったので。
シカゴって、一番見たことのあるミュージカルで。
来日公演、日本キャスト公演を含めると、4~5回観ています。
2001年の9月12日に観たのもシカゴ。
911の翌日の公演は、
通常の公演が次々休演する中、
出演できるキャストで、上演できるものを!!という、
アーティスト魂の塊みたいな公演だったので、迫力がすごくて。
あれを超えるシカゴはもう観られないと思ってるんですが。
私の夏休みと、米倉涼子の公演が重なるなんてことも
(あくまで、私視点)
そうそうないだろうということで、最終日に行くことにしました。
チケットは、Today TIXってアプリでとってみた。
(前日に土曜のチケットが取れるってことは、
まあそんなに混んでないってことですね)
1週間前から1時間半前までの格安チケットが出ます。今回は89ドル。
お支払いは、もちろんクレジットカード。
「劇場前で赤いTシャツ着たお兄さんからチケットを受け取ってねー」
というメールが来ます。
ほんとかよ、と思ったけど。
ほんとに、お兄さんがいて、渡してくれた。名前言うだけ。
座席が選べなかったのが玉に瑕で、
2階の最前列、ギリギリみきれない?見切れちゃう席なんですが、
まあ、ストーリーはわかってるし、気楽に楽しみましょう!
何度見てても、幕が開く前はわくわくします。
そして、オープニング!!
真ん中にオーケストラがいる階段上のステージ。
役者が踊る舞台が、、、狭い、、、
大丈夫?オープニングだけかと思ったら、ずっとそのまま。
スイングたちは、階段の左右に常に座っていて、
出番が出てくると前で踊ります。
演出、ふりつけ、衣装、初めて観るタイプです。
簡単にストーリーを書くと、
男がらみの事件を起こした女ばかりが集まるシカゴの女性刑務所。
スキャンダルを勲章に、出所後スターになろうと狙う女たちと、
スターにして一儲けしようとする弁護士のお話。
時の女ボスだったヴェルマは、
あとから入ってきたロキシーにその座を奪われそうになり・・・・
主役のヴェルマはさすがの貫禄!!
(NHKで米倉さんが、「私の一番好きなヴェルマ」と言ってましたね)
そして、囚人女性たちが、
自分の犯した事件について一人ずつ語る名曲「タンゴ」!
椅子だけで、監房を表現する演出はおもしろかった。
そして、いよいよ我らがロキシー・涼子の登場、、、
スタイルも踊りも負けていませんよ。華奢だけど。
やっぱり華がありますね。
英語のセリフも、日本人だからかもしれないけど、
とてもきれい、聴きやすい。
ミスサイゴンのエンジニアよりぜんぜんわかる。(後日書きます)
惜しい!!ほんとに惜しい!!のが発声。
歌も下手じゃないけど。
声が伸びない、声量が足りない、根本的に発声が違う。。。
もちろん訓練してると思うのですが、
やっぱり、テレビドラマの発声でどうしても浮いてしまう。
何度もいいますが、ほんとここだけ。残念だなあ。惜しいなあ。
NHKのインタビュー見ても思いましたが、
米倉さんは、歌とか踊りの才能がもともとあるわけじゃなく
やりたくて、努力して努力して、これをやってる。
(テレビでも、自分のビデオ見て反省して、落ち込んでたしね)
それで、ブロードウェイの精鋭の中で歌い踊るわけだから、
根性というか、パワーというか、意志の強さは十分ロキシーです。
全体的に、シンプルな演出。
衣装もセクシーさを強調しすぎていない。
踊りというよりは、歌と芝居でおもしろがらせる感じ。
ダイナミックな演出と比べると、ちょっと物足りないけど。
お芝居の深さはこちらの方が堪能できるかも。
8月の日本公演も、本物のヴェルマが来てくれるし!!
米倉ロキシーもさらに進化してるはず。
期待しましょう。
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