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 2017夏ブロードウェイで見るならこれ!!「ミス・サイゴン」

今回の旅行で、一番見てよかった~のは。


ずっと見たかったThe Book of MORMONじゃなく、

トニー賞リバイバル賞受賞のHello Dollyをこえて、

ごめんね、米倉さんのCHICAGOはおいといて、


2017misssaigon1.jpg


Miss Saigon


もし、今、ニューヨーク旅行計画中の方がいたら、

ぜひ、チケットをとってください。

主役のキムが、Eva Noblezadaか確かめてね。


初演は1989年のロンドン・ウェストエンド。

今回も、ロンドンでのリバイバル公演のチームが

ブロードウェイにやってきたようです。


念のため。ストーリー。

1975年、ベトナム戦争終結間際のサイゴン。

米軍軍属のクリスとベトナム人娼婦キムが恋に落ちて~

だけど引き裂かれて~、そして、そして。

オペラ蝶々夫人を知っている方は、

それがそのままベトナムになったと思っていただければ。

人種差別、女性差別満載のひどい話ですよ。そもそも。


日本キャストの公演も見たことあるんですけど。

正直、いろんな点で好きなミュージカルじゃあない。。。


何度も言いますが。

今回のブロードウェイ公演は、本当にすばらしい。

話を知らなくても、
英語がわからなくても、
あなたは、きっと涙する!!
 
2017misssaigon2.jpg

まず、主役のキムの声がすばらしい。
高校生のときから注目されてたそうですが。とはいえ、
プロデビュー作とは思えない。びっくりしたー。
Hello Dollyベッド・ミドラーの復帰と重ならなければ
Eva Noblezadaがトニー賞主演女優賞だったんじゃないかなあ。
時代に翻弄された、ただ、ただかわいそうなベトナム娘に
キムという意志と感情が吹き込まれる。そんな唄声。
 
ミュージカルの要は、「唄」だ。
と、改めておしええもらいました。
(だからこそ、米倉さんは惜しいわけです
 
2017misssaigon3.jpg  
 
クリスのAlistair Brammerも素晴らしかったですね。
キムとクリスが恋に落ちるデュエットは、
観ていて胸がきゅんきゅんしました。
エンジニア役(日本だと市村正親さんの当たり役ですね)は、
オリジナルキャストから変わったところだったみたいで、
がんばってたけど、チンピラ度が強すぎて、
主役としての貫禄がないのは残念。。
あと、英語が訛りすぎてぜんぜんわからん・・・・。
 
私だけじゃなくね。
今、このミュージカルに共感するのはすごく難しいと思うんですよ。
ベトナム戦争のことを知る世代が減ってるし、
ベトナムも変わったし、
ITで、行方不明の感覚も違うし、
アナ雪の時代ですよ、一方的に女性がかわいそうって話はありえないし。
 
だけど、
このミス・サイゴンは、
主役のキムの心の変化、人としての成長が、とてもよく描けていて
(演技も演出も両方だと思う)
キムは、こう生きるしかなかったんだよね!!
とキムに感情移入して、キムがかわいそうでかわいそうでたまらない。
そういう芝居でした。

EVAをこの役で観れたのは、奇跡!収穫!今後に期待です。
 
それから、こちらにも日本人が一人出てました。
minami yusuiさん。四季出身みたいですね。がんばってほしい!!

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惜しい!ほんとに惜しい米倉涼子! CHICAGO

いきなり最終夜のミュージカルから書き始めるのもなんですが。


今朝のNHK「あさイチ」のゲストが米倉涼子さんで

タイムリーだったので。


2017yonekura.jpg


シカゴって、一番見たことのあるミュージカルで。

来日公演、日本キャスト公演を含めると、4~5回観ています。

2001年の9月12日に観たのもシカゴ。

911の翌日の公演は、

通常の公演が次々休演する中、

出演できるキャストで、上演できるものを!!という、

アーティスト魂の塊みたいな公演だったので、迫力がすごくて。

あれを超えるシカゴはもう観られないと思ってるんですが。


私の夏休みと、米倉涼子の公演が重なるなんてことも

(あくまで、私視点)

そうそうないだろうということで、最終日に行くことにしました。


チケットは、Today TIXってアプリでとってみた。

(前日に土曜のチケットが取れるってことは、

まあそんなに混んでないってことですね)

1週間前から1時間半前までの格安チケットが出ます。今回は89ドル。

お支払いは、もちろんクレジットカード。

「劇場前で赤いTシャツ着たお兄さんからチケットを受け取ってねー」
というメールが来ます。
ほんとかよ、と思ったけど。
ほんとに、お兄さんがいて、渡してくれた。名前言うだけ。 
   
座席が選べなかったのが玉に瑕で、
2階の最前列、ギリギリみきれない?見切れちゃう席なんですが、
まあ、ストーリーはわかってるし、気楽に楽しみましょう!

何度見てても、幕が開く前はわくわくします。
そして、オープニング!!
真ん中にオーケストラがいる階段上のステージ。
2017chicago1.jpg
役者が踊る舞台が、、、狭い、、、
大丈夫?オープニングだけかと思ったら、ずっとそのまま。
スイングたちは、階段の左右に常に座っていて、
出番が出てくると前で踊ります。
演出、ふりつけ、衣装、初めて観るタイプです。

簡単にストーリーを書くと、
男がらみの事件を起こした女ばかりが集まるシカゴの女性刑務所。
スキャンダルを勲章に、出所後スターになろうと狙う女たちと、
スターにして一儲けしようとする弁護士のお話。
時の女ボスだったヴェルマは、
あとから入ってきたロキシーにその座を奪われそうになり・・・・

主役のヴェルマはさすがの貫禄!!
(NHKで米倉さんが、「私の一番好きなヴェルマ」と言ってましたね)

そして、囚人女性たちが、
自分の犯した事件について一人ずつ語る名曲「タンゴ」!
椅子だけで、監房を表現する演出はおもしろかった。

そして、いよいよ我らがロキシー・涼子の登場、、、

スタイルも踊りも負けていませんよ。華奢だけど。
やっぱり華がありますね。
英語のセリフも、日本人だからかもしれないけど、
とてもきれい、聴きやすい。
ミスサイゴンのエンジニアよりぜんぜんわかる。(後日書きます)

惜しい!!ほんとに惜しい!!のが発声。
歌も下手じゃないけど。
声が伸びない、声量が足りない、根本的に発声が違う。。。
もちろん訓練してると思うのですが、
やっぱり、テレビドラマの発声でどうしても浮いてしまう。
何度もいいますが、ほんとここだけ。残念だなあ。惜しいなあ。

NHKのインタビュー見ても思いましたが、
米倉さんは、歌とか踊りの才能がもともとあるわけじゃなく
やりたくて、努力して努力して、これをやってる。
(テレビでも、自分のビデオ見て反省して、落ち込んでたしね)

それで、ブロードウェイの精鋭の中で歌い踊るわけだから、

根性というか、パワーというか、意志の強さは十分ロキシーです。


全体的に、シンプルな演出。

衣装もセクシーさを強調しすぎていない。

踊りというよりは、歌と芝居でおもしろがらせる感じ。

ダイナミックな演出と比べると、ちょっと物足りないけど。

お芝居の深さはこちらの方が堪能できるかも。


8月の日本公演も、本物のヴェルマが来てくれるし!!

米倉ロキシーもさらに進化してるはず。

期待しましょう。


2017chigago2.jpg



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2017夏のニューヨーク旅

ひさしぶりに、一人旅。

ひさしぶりに、ニューヨーク。

楽しかった―!!


2017nyessa.jpg


7泊9日とちょっと長めの今回の旅は・・・・


1日目 夜 NY着

2日目  METで

    REI KAWAKUBO COMMES DES GARCON

            ART THE IN BETWEEN など見学

     Miss Saigon鑑賞

3日目  ONE WORLD OBSERVATORY 観光~ショッピング

    Tribeca散策

4日目 The MET Cloisters(METの別館)見学

    Book of Mormon鑑賞

5日目 China Town ~SOHO 散策・ショッピング

    Hello Dolly 鑑賞

6日目 Keensでランチ・プライムリブサンド

    High Line 散策

    Sleep No More 鑑賞

7日目 Blooklyne 散策

    CHICAGO 鑑賞

8日目 帰国


大人ですからね。日々の予定は割と余裕をもって組んだつもりでしたが。

うーん。

改めてみると、やっぱり遊んでますね!!


くわしくは、徐々にかいていきまーす!!

    



さよならっておもしろいのね。 「さよならだけが人生か」@吉祥寺シアター

千秋楽直前にいってきました!みられてよかった!!

青年団 さよならだけが人生か

時は、たぶん、今、のある日。
場所は、たぶん、首都兼近郊の建築現場の従業員休憩所。
登場人物は、現場で働く人、と家族、本社の人、現場で発見された遺跡発掘にきた学生他、、、

職場を離れる人、留学する人など、いくつかの「さよなら」が出てきますが、
さよならは、さよならとして、日常として過ぎていきます。
そのとき、人はどう反応し、どう動くのか

「この芝居に主張はありません」という
作・演出の平田オリザさんの言われる通りです。

えーと。
最初は、けっこう退屈だったんです。
現場の一人の鈴木さんがうるさくて、
いかにもお芝居ぽくて、何か起こそうとしてて
うざいなと思ったりしたんですが。
だんだん、だんだん、そんな鈴木さん含め、
みんなのことが好きになっていきます。

平田オリザさんの「現代口語演劇」ならではですね。
芝居を進行するため(と感じる)セリフは、ほぼなし。
それぞれの人物が、
そのとき、その状況で、その相手に言うだろうことを言う。
だから、どの人も愛おしい。
二十人近くの人生が描き分けられていて、
二十人近くの人が別の人生を演じている、
その技は素晴らしい。そして、おもしろい!

私が好きな芝居はこれだなあと、改めて思いました。

それにしても。
私、ずっと続いた学校だったし
ずっと同じ会社にいるので、
たぶん、平均的日本人よりさよならの回数が少ないと思います。
そのせいか、さよならがとっても苦手。
さよならしたら、なにもかも終わってしまいそうで。。。
でも、人生は、さよならしながらすすむんですね。
さよならあってこその人生、ですね。
主張はないお芝居、とのことでしたが、
私は、おかげで少し気が楽になりました。
プロフィール

食いしん坊小リス

Author:食いしん坊小リス
女ひとり旅にはまってしまって、
はや10年。
パワースポットは、
タイムズスクエア!
​旅の計画を練り、旅の思い出に
ひたりながら、黙々と働く日々。

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