京都の朝はしっとりしみる 瓢亭朝がゆ



祇園で遊び疲れた翌朝。
胃に優しくて
でも、一日の力になるものが
食べたいんどす。

瓢亭の朝がゆは、
そんな旦那衆の要望から
生まれたそうです。

私もある意味一緒、だったので、よいチョイス。

6月中は別館で
7月からはお庭のきれいな本館で
いただけるそうです。

予約(したほうがいいです)の時間に
伺うと、
すっきりきれいな椅子席へ。
窓越しに見える小さな中庭は、
しっとり濡れてきれい。

3時まで飲んでましたから。
そうとうだるいんですが。
お盆に乗せられて瓢箪が来た!!
瓢亭ですから。
627朝がゆ1
煮卵の黄色も目にしみます!

瓢箪から、、、
627朝がゆ2
出てくる、出てくる、優しい煮物たち。
お粥が出る前におなかいっぱいになっちゃうな、と思いましたが。
どれもやさしいお味で、
体に沁みて、
お箸が勝手に動くようです。

胃が整ったところに
627朝がゆ3
お待ちどおさま!!
お粥です。
御釜の蓋をあけると、ごはんの甘くてやさしい匂い。
まっしろなお米がまぶしくて、
思わず一度蓋をしめてしまいました。
なんでだろう?完全に本能。。。

醤油味の屑餡をかけていただくのは、夏だけ。
冬はウズラ粥なんだって。
そちらも、ぜひ!いただきたいです。

627瓢亭

また寄らせていただきますえ~。



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梅雨京都 始まりは葛餅ZENCAFE



雨の週末、京都に行ってきました。
桜でも、紅葉でもないので。
行ってみたかったけど
行けてなかったところにトライ!

ZENCAFE


だいすきな鍵善良房が、
出したカフェです。
北欧家具と、優しい光の、
シンプルだけど落ち着いた空間。
気に入っちゃいました。
ここで本読みながら過ごすのもいいなあ。
近所にあったら通うなあ。

葛餅は、本店のものより、
プリンプリン度合いが強いかなあ。
きなこと黒蜜をかけた味は
大好きな、鍵善そのもの!

雨も小降りになったので。
近くの建仁寺の中の両足院
特別公開中の御庭を見に行きました。

半夏生は、
夏至の時期だけ葉が白く変わるそうです。
しとしと降る雨の中、白と緑がよく生えて、
気持ちがすーっと浄化された感じ。
一瞬ね。

この後、怒涛の飲み会が始まったのでした、、、

冒険王  の続き



遂にこの寂しい精神のうぶすなたちが、戦争をもつてきたんだ。
君達のせゐぢゃない。僕のせゐでは勿論ない。みんな寂しさがなせるわざなんだ。

寂しさが銃をかつがせ、寂しさの釣出しにあつて、旗のなびく方へ、
母や妻をすててまで出発したのだ。
飾り職人も、洗濯屋も、手代たちも、学生も、
風にそよぐ民くさになつて。


平田オリザ「冒険王」の中で引用される金子光靖「寂しさの歌」という詩の一節です。
(恥ずかしながら、私は知らなかったんですが・・・)

詩の最後は、こうなっているそうです。

僕、僕がいま、ほんたうに寂しがってゐる寂しさは、
この零落の方向とは反対に、
 ひとりふみとどまった、寂しさの根元をつきとめようとして、
世界といっしょに歩いてゐるたつた一人の意欲も僕のまはりに感じられない、
そのことだ。そのことだけなのだ。


昨日の日記で紹介した
「十六歳のオリザの冒険を記す本」
の自転車での世界一周の冒険を経て、
平田オリザさんは、作家・劇作家になろうと決心します。
(この本を読むと、16歳のオリザ少年の視線の確かさには驚愕です)

それは、なんだかバイクでの南米大陸縦断の旅を経て
革命家になったチェ・ゲバラに似ているような気がしました。

平田さんは10代、ゲバラは20代だけど。
青年期に世界に触れて、
世の中に発信したいことが溢れ出す、そんな感じなのかなあ、と。

世界を自由に旅することができる。
世界には、ちょっとだめだけど、愛すべき人間であふれている。
そして、ちょっとでもよい人生を送ろう、なにかしようともがいている。
そんな小さな幸せを続けてたいだけなのになあ。

何が、人に、銃をとらせるんだろう????
寂しさなの?!

そういう意味で、
2015年の冒険王が、
韓国バージョンともいえる、「新冒険王」になってるのはとてもよくわかる。
隣の国の、よくわかるけどわからない人同士の摩擦。

若い人はもちろん、
ちょっと危ないあの人にも、
ぜひ観てほしいお芝居です。



冒険王&新冒険王


せっかくなので、2つ続けて見てきました。

冒険王&新冒険王 青年団 

@吉祥寺シアター


冒険王は、
平田オリザさんが、16歳で自転車世界一周旅行をしたときの体験をもとに書かれたお芝居。
1980年
テヘラン米大使館占拠とソ連アフガン侵攻で陸路の旅ができなくなった
日本人旅行者(バックパッカー)がたまるトルコ・イスタンブールの安宿が舞台。
ずっと世界を放浪する人、アテネで針金を売る人、何か体験してみたい大学生、などなど。
それぞれが、世界について、旅について、家族、恋人について、話す。
その会話から、何かが見えてくる、そんなお芝居です。

事前に脚本を読んだときは、
「こ、こんな、普通の会話だけで、芝居を成立させてるってすごい!」と思いつつ、
「なんだか、小難しい芝居を見せられそうだなあ・・・」と思ってたんですが。

舞台を見たら・・・。
ちょっとダメだけど愛すべき日本人たちが、
いいこと言ったり、しょーもないこと言ったり、
おもしろいったら、おもしろい。何度も大笑いしたり、クスッと笑ったり。
キャラクター一人一人が、どこかにいそうなあの人だったり、自分だったり、
世間を見ているようでした。

アフタートークで、
平田オリザさんご本人が、
「主人公は、この舞台を眺めている16歳の僕です」(つまり、観客でもある)
とおっしゃったのが、すごく腹に落ちました。

新冒険王は、
韓国のソン・ギウンさんと平田さんの共同脚本。
舞台は同じくイスタンブールの宿ですが、時代は2002年
日韓ワールドカップ「日本vsトルコ戦」直後、「韓国vsイタリア戦」の真っ最中!
アメリカ軍のアフガニスタン侵攻で足止めをくらった日本人と韓国人たちを描きます。
こちらは、サッカー観戦中!!ということで、
「冒険王」と比べると、若々しくて、にぎやかな舞台。
それから、2002年の記憶は(私にとっては)まだ、昨日のように新しくて、
フットサルの練習後の飲み会を眺めてるような、そんな気分。

「新冒険王」のトライはとってもいいんですが。
やっぱり、「冒険王」というお芝居の骨太で、斬新な作りがあってこそだと思います。
平田オリザさんをちゃんと見たの初めてですが、
とってもおもしろい!これ大好き!
普通の人が、普通に話していること、思っていることを、
表現していくって素晴らしいと思うんです。

実は、想田和弘監督の「演劇1 演劇2」というドキュメンタリーを見たのが
今回、冒険王を見たきっかけ。
前回公演の稽古風景が出てきます。
演出の平田さんと役者さんたち、
普通の会話を普通に見せるために秒単位でセリフの間合いを調整します。
その高度な技術力と鍛錬の成果で、「おもしろい」ができている。

冒険王・新冒険王
素晴らしいものを観れて、本当に幸せです。

追記:
こちらの「十六歳のオリザの冒険をしるす本 」も読むと、
一層楽しめると思います!


ブロードウェイ一年分一気見の贅沢!トニー賞2015授賞式@wowow

食いしん坊小リスさんのランキング集計結果

一週間、待ちに待ったトニー賞授賞式の字幕放送テレビの前で、チャンネルを合わせて、
番組が始まるのを待ったのなんて何年ぶりかしら。

オープニング、
いきなりアラン・カミングのキャバレーWILLCOMEN
クリスティン・チェノウスのウィキッドPOPULARで始まるなんて。
(キャバレーの主役MCはカミングの当たり役。ウィキッドの白い女王グリンダのオリジナルキャストがノウシス)

CDで繰り返し聞いたあの声が、生(テレビだけど、録画だけど)で聴けるなんて!
この数秒のために、
テレビの前に座った価値はあった!!


というくらい、
このあとは、今年の授賞式は、いい意味でも悪い意味でも普通でしたね。
司会の二人のエンターティナーっぷりはすごかったけど。
舞台を愛する人たちの、舞台を愛したお祭り。
奇をてらったところはなかった。去年の反動かな・・・。


授賞結果は、わかってるんでね。
あとの楽しみは、候補ミュージカル作品のキャストによるパフォーマンス!!

ミュージカルの起源?を描いたサムシングロッテンの時代劇な感じと、
作品賞、演出賞など総なめの、ファンホームの女の子目線の物語(原作も、脚本も、女性チーム)
ぜひ舞台を観てみたい~!!好み!!
唄も、演出も、装置もおもしろかった。

司会をしながらの、チェノウスの
20世紀号に乗って
パフォーマンスも素晴らしかった。
歌も踊りも最高!そしてかわいい!
ただの芸達者ですませてはいけない。
この人、こんなにシワシワな大物になっても
整形手術じゃなくて、
ダンスや歌のレッスンにお金かけてるんだな!と思わせるステップ。
だから、舞台女優って素敵!!

そして、そして、
渡辺謙さんの、王様と私のパフォーマンスも!
有名すぎるほど有名な
shall we dance
ケリーオハラのアンをぐっと引き寄せて、舞台狭しと踊る王様は、
テレビ見ながら、ちょっと照れちゃった。
それくらいセクシー。
(胸ははだけてなかったのが残念!)
観客もヒュー!って言ってた。
大人のオトコ!って感じでした。

ただ、
驚くほど渡辺謙
表情も動きも渡辺謙。
いい意味でも悪い意味でも、渡辺謙。
独眼竜政宗から、ベースは変わってない!
この人は役者じゃなく、
スターなのね。
と、改めて思いました。

やっぱり英語に難はあるし。
声は通らないし、
日本じゃあんなに大柄なのにふつうというか、華奢
ケリーオハラより小さく見えるし。

そのありあまるハンディを乗り越えて、王様。
今、世界中で王様をやらせるんなら渡辺謙!
プロデューサーや演出家がそう思ったのは納得がいきます。

主演男優賞は取れなかったけど、
謙さんが、ダメダメだったら、
リバイバル作品賞も
主演女優賞も、助演女優賞もとれなかったはず。

と、他の作品のパフォーマンスを見ていると、
トニー賞がレベルの高い争いだとよくわかります。

と、見終わって二晩たってるのに
この日記書いてるだけで興奮状態。
いつニューヨークに行こうかな!

トニー賞放送し続けてくれてwowowには感謝ですが。
せっかく一週間置いて字幕版放送するなら、
作品のこと、役者達のプロフィールなんか、
解説をもっと入れてくれてもよかったのになあ。




残念!謙さん!!2015トニー賞

アメリカ人には
謙さんの半裸のセクシーさがわからないのか?!

は、ともかく。
2015トニー賞が発表されましたね。
注目のミュージカル主演男優賞は、
『ファン・ホーム』のマイケル・セルヴェリス
(知らないけど)
作品賞、脚本賞、演出賞が『ファン・ホーム』ですから、
「渡辺謙」に話題が集中してる日本と違って、
現地では、『ファン・ホーム』祭りってことですよね。
マンガが原作の、ホームコメディらしい。観たいなあ!!

そもそも、主演男優賞にノミネートされた時点で、
謙さんが日本からのお客さんじゃなくて、
アメリカの俳優として扱われてるってことだからさ。
それだけでもすごい!

トニー賞授賞式でパフォーマンスしてるわけだし。

生中継は観られなかったので、
週末の字幕版を楽しみにします。


お江戸的 言論の自由!「戯作者銘々伝」紀伊国屋サザンシアター

世間の動きにチクリと滑稽の針を突き立てて撓みがあればそれを正す、
歪みがあればそれを笑いのうちに直す、これが黄表紙(戯作)の生命ではないか。
― 井上ひさし


井上ひさしの小説を、新しい戯曲に書き下ろして、北村有起哉が主演する。
なんか、おもしろそう!!

ということで。観てきました。

こまつ座  東憲司版 戯作者銘々伝
井上ひさしの小説、「京伝店の烟草入れ」「戯作者銘々伝」を下敷きに、
演出家の東憲司(初めて見ました!!)が脚本、演出を担当。

井上ひさしファンとしては
こんな作品のよみがえらせ方もあるのね!!
うれしい限りです。

お芝居は、
江戸の戯作者(今で言うと、小説家と漫画家をプラスした感じ) 山東京伝を主役に、
寛政の改革で、執筆を制限されたり、罰せられたりする戯作者たちが
抵抗したり、方針転換でうまいことやったり、権力に負けて筆を折ったり、
そんな物語。

戯作者銘々伝


以下、ネタバレはいります。

芝居の構造が、演劇というよりは、歌舞伎に近い。
一幕目は、シーンごとに完結する、オムニバス形式。
二幕目は、山東京伝主役の物語。

開幕から一幕目半ばまで、
人物紹介、状況説明の間は、
山東京伝とか、式亭三馬とか、
古文の時間に習った気がする~。感じで、
知識がないと、ちょっと難しいな?!と思うんだけど。

一幕目後半から二幕目、
それぞれの作家の物語が盛り上ってきて、
山東京伝の奥さんの話とか始まると、
俄然、人間ドラマになっておもしろくなってきます。

誰かが感想を書いてたけど、
「これが、井上ひさしの戯曲と言われてもわからない」
と思えるほど、井上ひさしっぽい!
東さんが、井上さんの小説をことばをどんなに大事にし、
その思いを受け止めて戯曲にしたかがわかる。
そんなに尊敬できちゃう作品に会えたってことは演出家として幸せだろうし、
それを見せてもらえた観客も幸せです。

主演の北村さんの軽妙な演技は、
時代物で、ことばも内容もお堅い芝居なのに、
肩の力が抜ける感じ。楽な呼吸で見せてもらえます。

新妻聖子の歌、はじめて聞いたけど、とってもいい声!!

共演者も芸達者ばかりだから。
オムニバス形式が、ソロパートの連続のように生きています!!

残念だったのは・・・。
セリフが入ってない方が何人かいて。
最初、初日?!と思うほど。
セリフが難しいからかなあ。毎日、本を変えてるのかなあ。
上手いだけに、すごく残念でした。

それと初体験。
二幕目開始のところで、なんと地震警報が!!
セリフと警報が重なって、ちょっとザワザワしたところで、
こまつ座の方が、冷静に「この建物は安全です」とアナウンス。
すぐに、照明がつき、扉も全開、役者さんも引き上げたところで、
地震がやってきました。
キャー、なんて声もあがりましたが、
スタッフの方が冷静に見守っていてくれるため、
立ち上がる人もほとんどなく。

安全確認後、10分後に芝居を再開します。
お帰りになるかたのチケットについては、後日連絡します。

とのお知らせにも、帰るお客さんはほとんどありませんでした。

再開後。
初めこそ、相島一之さんの「びっくりしましたねー」で始まりましたが。
あっという間に芝居の世界に引き込まれ、地震のことなんかほぼ忘れてた。

幕が下りて。西岡徳馬さんの
「こんなにたくさんのお客様が残ってくださって、役者も感動しております!」
の一言で。
なんか、劇場がひとつの空気に包まれました。

たぶん、もう二度と会うことのない、名前も知らないひとたちと、
素敵な時間を共有できたこと(もちろん、地震の被害がなかったからなんですが)
お芝居って、ライブって、やっぱり素敵ですねー。






プロフィール

食いしん坊小リス

Author:食いしん坊小リス
女ひとり旅にはまってしまって、
はや10年。
パワースポットは、
タイムズスクエア!
​旅の計画を練り、旅の思い出に
ひたりながら、黙々と働く日々。

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