水玉とカボチャへの道。 草間彌生「我が永遠の魂」@国立新美術館

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ついに行けました!
草間彌生「我が永遠の魂」@国立新美術館

カボチャと、水玉なら他でもいっぱい見られるから、
と諦めかけてたんですが。
行ってよかったー。

1950年代の初期から、
ニューヨーク時代を経て、
現在進行中の作品に至る、草間彌生全仕事。
「作家蔵」の作品の割合がとっても多い。
「私の全部を見なさい」
と言われているかのよう。
水玉とカボチャに通じるまでの
彼女の表現、70年近くが凝縮されています。 

というか、
水玉もカボチャもゴールじゃないんですね。
何かを目指して表現してるんじゃなく、
常にものすごいエネルギーで表現する現在進行形。
その熱に圧倒されつづけました。

意味がわかる、わからないは置いておいて、

始めにニューヨークで認められた
モノクロームのネットペインティングの部屋は
一瞬ニューヨークの美術館迷いこんだかのよう。
あの街の今の一部は、
草間彌生が作ったのかもしれないですね。

「とらわれのダニー・ラ・ルー」は、なぜか好き。

「生命の輝きに満ちて」無限の鏡の間は、
部屋の中にひきこまれて、ひきこまれて、
帰ってこられないかと思った。
こういうの、よくあるけど、全然違う。

会期はあと一週間!
もう一度行けるかなあ。

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賢人だって酔っ払うさ。雪村@東京芸術大学美術館

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3日連続美術館巡り。
なんて、優雅なゴールデンウィークでしょう。

雪村 奇想の誕生 @東京芸術大学美術館

展覧会でたまに名前を見ることのあった「雪村」。
おもしろい絵だなあ、とは思ってたんですが、
まとめて観るのも、勉強するのも初めてです。

実は、雪村という画家、
なんと作品以外は、記録が残っていないのだそうです。
どうやら、戦国時代の1500年代に、
常陸の国(茨城県)に生まれて、
小田原、会津で活躍したらしい。

でも、
その後の、長谷川等伯、伊藤若冲たち型破りな画家たちはもちろん、
狩野派、琳派の人たちも、雪村の絵を観て、真似て、
何かを感じたらしいことは確かのようです。

そう。
こういうの
型破り
っていうんだなあ。

だって、「竹林の七賢人」が酔っ払って
どんちゃん騒ぎしてるんですよ。
踊ったり、楽器をたたいたり、へべれけだったり。
教養のない私だって、
そりゃ、めちゃくちゃでしょ。と思いますよ。

ただし。
ひたすらめちゃくちゃなわけではなく、
中国、日本の水墨画のお作法・型にはちゃんとのっとっていて。
本人、伝統的なルールはけっこう好きだったと見受けられる。
人間の表情、鳥の翼、じーっと観てると動き出しそうです。
今までたくさん絵をみたけど、本当に、ツバメが飛んで見えたの初めて!!
まさに、型を知って、型を破る。だから、すごい。

そして。
前から好きだった「龍虎図屏風」
(なんと、昨日行った根津美術館所蔵)。
虎がね、虎の目がね、なんとも言えずかわいいんですよ。
ギョロッとしつつ、オドオドしてて。

藝大美術館のせいなのか、
それぞれの説明が丁寧でわかりやすくて
勉強になりました。
美術館によって、個性が違うのもわかって
おもしろかった3日間でした。











どっちのヒトも好き@「光琳と其一」根津美術館

二日連続で美術館。
GWの東京を満喫していまーす。

「光琳と其一 燕子花図と夏秋渓流図」根津美術館
根津美術館この季節恒例の燕子花図の特別展
今年は、去年惚れてしまった鈴木其一との展覧会ということで
楽しみにしてきました。

尾形光琳の「燕子花図」と、鈴木其一の「夏秋渓流図」。
100年以上の開きはありますが、
どちらも、画家40歳頃の作品。
それぞれ、伝統や師匠の影響を脱して、自らの画風へ飛躍した作品、
と言われているそうです。

40歳。
確かにそんな年頃。
今まで、自分の中にためにためてきたものを、
「もー、好きにしていいでしょ!」
と爆発させた感じ。

どちらの屏風も、他の琳派の作品とは、
そして、他の画家本人の作品とも、
まったく違うエネルギーを感じさせます。

琳派得意の青い絵の具(藍銅鉱という今でも貴重な絵の具だそうです)を
ふんだんに使った、燕子花と渓流。
どっちが好きかなあ、悩むなあ、
今日のところは、ちょっとだけ光琳さんの勝ち!
其一の「夏秋渓流図」は、
まるで川が流れているようですばらしいけれど、
漫画的というか、アニメ的というか、
生物がまるで意思をもっているようでえぐかったので
性的な燕子花に心をひかれてしまいました。

昨日のサントリー美術館と比べてしまうと、
燕子花が国宝とはいえ、屏風二つをどんどんと並べただけで
あとは、毎年同じだし、、、
其一と銘打ちながら、作品がひとつしかないじゃん!と物足りなさはありますが。
この美術館の、優雅な雰囲気とお庭のすばらしさで、許してあげましょう。

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絵巻マニアになっちゃった@サンントリー美術館「絵巻マニア列伝」

俄か絵巻マニア(去年から)としては、
見逃せない展覧会にやっと行ってきました。

「絵巻マニア列伝」 サントリー美術館

そうそう、この美術館「放屁合戦絵巻」という、
おなら合戦をするお坊さんと尼さんの絵巻なんて
おもしろい絵巻のコレクションがあるんでした。
美術館自体が絵巻マニアだけあって
とても見やすい、わかりやすい、展覧会だと思います。
もちろん、ガラス越しだけど、
高さとか角度がいいのかな。
細かいところまでよく見えるし。
詞書の翻訳(日本語なのにへんですけどね)の具合もちょうどいい。
国宝の「玄奘三蔵絵」なんて、14世紀の本物も間近で見られて、
気分は、絵巻をくるくる開いて楽しむ、平安貴族のお姫様。
(というのは大げさですが)

今回紹介された絵巻マニアたちは、
後白河院、花園天皇、後花園院、足利義澄、三条西実隆、松平定信、
みんな教科書に出てくる立派な方々ですね。
去年奈良で信貴山絵巻を見て好きになったくらいの私が
列伝に加えていただくのは、恐れ多い・・・。
みなさま、絵巻を作らせたり、プロデュースしたり、
収集したり、模写したり、記録を残したり。
血なまぐさい権力闘争もしながら、文化の担い手にもなってたわけです。
英雄色も好むけど、美も好むのねえ。

私が絵巻を好きなのは、
お話のユーモア、人間くささ。
宗教的教訓の意味合いをもたせつつ
絵の中の人物の表情から感じるのは
「お参りしてたから、地獄に落ちても仏様に助けてもらっちゃった、へへへ。」
(by 矢田地蔵縁起絵巻)
「強い鬼も、酒と女でいちころだぜ。イェーイ!」
(by  酒呑童子絵巻)
人間の、小狡い、ぬけめない、本音の感情。
江戸時代以降、儒教〜軍国主義で真面目一辺倒になってしまう前の、
おおらかな日本人の心がちりばめられてて、
「日本て楽しい国じゃん!」って思えるんですよね。

5月14日まで。
あと10日ほどですが、おすすめです。





あなたが好きかも@鈴木其一 サントリー美術館

出会いってありますよね。

名前も、存在さえ知らなかったんです。
鈴木其一さん。
駅で見かけたポスターで、気になって気になって。
展覧会がはじまると同時に、見に行ってまいりました。
(ブロブ書くまでに間が空いてしまったので、会期終了が迫っております!!)

鈴木其一 サントリー美術館(10月30日まで)

琳派ですから嫌いなはずはないんですが。
とはいえ、鈴木さんは琳派誕生から数百年たった江戸末期の江戸の方。
戦国から江戸初期の新進気鋭のアートに取り組んだというより、
時代を経て、すでに古典?ともなっていた琳派に弟子入りし、
江戸、そして明治に残した方(のよう)です。

ひとつは、青がすばらしかったこと。
琳派の代表作ともいえるあやめではなく、朝顔の青なんですが、
紫でもなく、群青でもなく、青。
よく知ってる色なのに、見たこともない青。

もうひとつは、すごく勉強してること。
琳派のお家芸、三十六歌仙図はじめ、過去作の習作が多い。
しかもいい!新しくなってる
日本(だけじゃないか)の美術のすてきなところだと思うんですが、
同じモチーフに、リスペクトしながら挑んでいく。
映像や音楽のオマージュとはちょっと違う、おもしろいですよね。

そして運命感じちゃったのは。
勉強してるにつながるんですが、
奈良の信貴山絵巻を習作してる!!
5月に奈良国立に見に行って惚れてしまったあの絵巻を
彼も好きになってたなんて。

時代を超えて、
この好きになっちゃった気持ち。
届くといいんですが。。。。

:後期の展示に入れ替わっている!!会期終了までにまた行けるといいんですが。

プロフィール

食いしん坊小リス

Author:食いしん坊小リス
女ひとり旅にはまってしまって、
はや10年。
パワースポットは、
タイムズスクエア!
​旅の計画を練り、旅の思い出に
ひたりながら、黙々と働く日々。

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