謎の変奏曲@世田谷パブリックシアター

ブログ書かずに、ぐずぐずしているうちに、

東京公演がおわってしまいましたね。

 

「謎の変奏曲」@世田谷パブリックシアター

 

1996年フランスでアラン=ドロン主演で上演された芝居の

翻訳版です。


孤島に住むノーベル賞作家のもとに、

新作についてのインタビューのために、若い新聞記者が訪れる。

話題の新作に隠された謎とは?

新聞記者が本当に訪ねたかったことは?

男だけの二人芝居。

作家を橋爪功さん、新聞記者を井上芳雄さん。


舞台は、作家の家のリビング、ワンシチュエーション。

二人のセリフだけで、

お互いの本性をあばいていく、

芝居の構成がとにかく見事です。


そして、翻訳とは思えない、

ことばがキラキラしたすばらしいセリフ。

特に、老境にさしかかった作家の、

人生に対しての皮肉交じりのセリフが素敵でした。

まあ、私自身が若者の新聞記者より、

老作家の人生に共感しやすい年になってしまったということかもしれませんが。


橋本さんの力に改めて感動したのはもちろん、

ストリートプレイの経験が少ない井上さんの力を

限界まで引き出したであろう演出もいいなと思いました。


地味だけど、滋味深い。。。。(下手なダジャレですみません)

見てよかった!!作品です。



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「ワーニャ叔父さん」ロシア文学って笑えるんだ!

2017wanya.jpg


ニューヨーク旅行記中ですが、閑話休題。

観てきましたよ。


ケラリーノサンドロビッチ チェーホフ四大戯曲上演シリーズ

「ワーニャ叔父さん」


朝日新聞の段田さんのインタビューが魅力的だったんですが。

段田安則、山崎一、宮沢りえ、黒木華、ほか

キャストに不足なしとはいえ

いくらケラさんでも、チェーホフでしょ。

嫌な人しか出てこないでしょ。

このチラシでしょ。

暗いかなあ、重いかなあ、とこわごわ言ったんですが。


笑っちゃった。何回も。


もちろん、原作に誠実に、

ひとりひとりの人物も

ひとつひとつのセリフも

しっかりつくられています。

人が生きていくことの忍耐、絶望を

その中でもがく人間を

逃げずに描いています。


でも、もがけばもがくほど滑稽なのも事実。

滑稽さをあたたかーく、おもしろーく演出してあるので

人物たちをいとおしく思いながら笑っちゃいました。


ワーニャ叔父さんははじめてただけど、

チェーホフを観たり、読んだりして

こんなに気持ちよかったの初めてだな。


公演は9月26日まで。

回を重ねたら、もっとおもしろくなるんじゃないかな?!











さよならっておもしろいのね。 「さよならだけが人生か」@吉祥寺シアター

千秋楽直前にいってきました!みられてよかった!!

青年団 さよならだけが人生か

時は、たぶん、今、のある日。
場所は、たぶん、首都兼近郊の建築現場の従業員休憩所。
登場人物は、現場で働く人、と家族、本社の人、現場で発見された遺跡発掘にきた学生他、、、

職場を離れる人、留学する人など、いくつかの「さよなら」が出てきますが、
さよならは、さよならとして、日常として過ぎていきます。
そのとき、人はどう反応し、どう動くのか

「この芝居に主張はありません」という
作・演出の平田オリザさんの言われる通りです。

えーと。
最初は、けっこう退屈だったんです。
現場の一人の鈴木さんがうるさくて、
いかにもお芝居ぽくて、何か起こそうとしてて
うざいなと思ったりしたんですが。
だんだん、だんだん、そんな鈴木さん含め、
みんなのことが好きになっていきます。

平田オリザさんの「現代口語演劇」ならではですね。
芝居を進行するため(と感じる)セリフは、ほぼなし。
それぞれの人物が、
そのとき、その状況で、その相手に言うだろうことを言う。
だから、どの人も愛おしい。
二十人近くの人生が描き分けられていて、
二十人近くの人が別の人生を演じている、
その技は素晴らしい。そして、おもしろい!

私が好きな芝居はこれだなあと、改めて思いました。

それにしても。
私、ずっと続いた学校だったし
ずっと同じ会社にいるので、
たぶん、平均的日本人よりさよならの回数が少ないと思います。
そのせいか、さよならがとっても苦手。
さよならしたら、なにもかも終わってしまいそうで。。。
でも、人生は、さよならしながらすすむんですね。
さよならあってこその人生、ですね。
主張はないお芝居、とのことでしたが、
私は、おかげで少し気が楽になりました。

ぜんぶ嘘でも父の愛はほんと。 「バージンブルース」@駒場アゴラ劇場

楽日ギリギリで、見れました!
うさぎストライプと親父ブルスブラザース「バージンブルース」

作・演出の大池容子さんが非常に評判がいいので、
一度観たいと思ってたんですよ。
そうしたら、中丸新将さん、志賀廣太郎さんと組むって。
若い娘が、親父もといベテラン俳優を使いきれるのか?!
「きっとこれはおもしろい!」と思って行ったら、
「思ってた以上におもしろかった!」

自分の勘にも自信がつくし、
期待も裏切られるし、とっても幸せな経験ですね。

「これは、復讐のために娘を育ててきた男たちの物語である」

よくある、ゲイカップルの子育て話かな?!と思ってたんですが。

ちがいます。よくはない話です。
(もう楽日すんでるのでばれてもいいですよね)
だって、片方のお父さんにはおっぱいがあって、
片方のお父さんのペニスは足にぐるぐる巻きにするくらい長い。
そんな二人の娘の結婚式から物語は始まります。
ね、初めて聞いた話でしょ。

もちろん、
名優二人の芝居は素晴らしいのだけど、
あの二人に、これをやらせよう、やらせちゃった
そして、地味だけど、王道の舞台に仕上げた
作家としての発想と、演出家としての力量。

素直に笑って泣けたもんなあ。
たぶん、嘘だらけの芝居だけど、
お父さんが娘を思う気持ち、友達を思う気持ちがほんとだから。

二人の名優おじさん。
おじさんのダメなところ、男のダメなところを熟知して、
それを惜しみなく見せてくれるので、とっても楽しい!

小瀧万梨子さん、紅一点もすばらしかった。
歌声もすてきでした。

70分くらいの芝居ですが、
2時間以上の芝居に負けない濃密さだったと思います。

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抱腹絶倒最後の晩餐 東京マハロ「あるいは真ん中に座るのが俺」

年末の紅をさす以来の東京マハロに行ってきました。 

「あるいは真ん中に座るのが俺」 東京マハロ@赤坂レッドシアター
 なんと、脚本演出の矢島弘一さんが向田邦子賞を受賞。
その最初の公演ということもあったのでしょうか、チケット完売! 
これで、人気劇団へかけのぼっていってしまうのか?!

今回の感想を一言で言うと。
「乗ってる人は違うね!」
面白さに勢いがあります。
たいへんたのしかったです。
本気で笑ったのひさしぶり。
前回のようにシリアスなのより
今回のコミカルなものの方が、さらにファンが増えると思うなあ。

 もちろん、役者さんひとりひとりの力、おもしろさ!もあるんだけど。
 最高14人が舞台に乗って、セリフを言っててもみんなの個性が成立してる。
元ネタ(レオナルドダビンチの最後の晩餐ね)を知ってても知らなくてもおもしろい。
宗教という微妙なネタを使ってるのに、
まちがってないうえに、ユーモアがあって笑える。

脚本家としての技量・笑いのセンスと、
作家としての深い教養、センス、良識を感じました。

あ。
どんな話か書くの忘れてた。
時は、イエス・キリストの処刑前夜。
イエスに愛された弟子たちは、悲しみとともに、
誰が、イエスの座を奪うのかを、さぐりあい始める・・・・。
というシリアスなシチュエーションが、
とてもおもしろく、展開されていきます。

ほんとびっくりしたんですけど。
聖人たちがパロディにされてて、
イエスや弟子たちのダメなところを観たあとだというのに
聖書のことばが、深く深く身にしみてわかるんですよ。不思議だ。

「何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、
 何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。
 命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。」
(マタイの福音書 第6章)

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プロフィール

食いしん坊小リス

Author:食いしん坊小リス
女ひとり旅にはまってしまって、
はや10年。
パワースポットは、
タイムズスクエア!
​旅の計画を練り、旅の思い出に
ひたりながら、黙々と働く日々。

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